すみだリバーサイドホール(墨田区吾妻橋1)で9月2日、日本各地の酒蔵と墨田区がコラボしたイベント「すみだ日本の技と酒めぐり」が開かれる。
主催である同実行委員会を立ち上げたのは、1950年代半ばに墨田区内で日本のTシャツ製造の先駆けとなる「国産アウターTシャツ」を開発して生産を始め、近年はオリジナルTシャツを使ったさまざまなプロジェクトやイベントに参加協力する「久米繊維工業」(太平3)。
企画したのは同社で、各地の名酒造のラベルなどをあしらった「久米繊維謹製 蔵印」シリーズほか、日本酒をテーマにしたTシャツをプロデュースする村上典弘さん。「もともとは日本酒が醸す伝統的な文化に、われわれの目指すTシャツ作りにも通じる理念を感じて始めたコラボ。今回はそれをさらに拡大して、蔵元の皆さんを墨田の『ものづくり』が誇る『技』や『味』とつなげることで何かが生まれ、日本や世界に向けて発信できるような機会になれば」と村上さん。同僚のTシャツプロデューサー・甲斐誠さんらの協力を得て、同イベントを実現させた。
会場には全国から34蔵が集結する試飲コーナーを設置。同蔵元をはじめ、村上さんがこれまで手掛けた100種類の「日本酒Tシャツ」も展示する。墨田区の銘品・名店の和菓子や江戸切り子の「丸ちょこ」など伝統工芸品の出店、「配財」を使ったワークショップ、「墨田区屋号Tシャツ展」なども繰り広げる。会場の一角には「女子ブース」も設け、日本酒の前掛けや浴衣を用いた撮影会、グラスアート・ワークショップなども予定し、女性の参加を募っている。
開催時間は14時~16時30分。その後、参加蔵元と墨田区内の飲食店がコラボレーションした関連イベントも全9カ所で開く。イベント参加には前売り券(1,500円)が必要。当日13時まで、イープラスで販売する。詳細はフェイスブックのページで確認できる。