両国の劇場「シアターX(カイ)」(墨田区両国2)で8月20日から、女優・新妻聖子さんによるひとり芝居「青空…!」が上演される。
新妻さんは2003年に「レ・ミゼラブル」のエポニーヌ役で日本のミュージカル・シーンに登場して以来、さまざまな作品でヒロインを演じ、ストレート・プレイにも多数出演。シンガーとしても第一線で活躍を続けている。
同作は「劇団桟敷童子」代表の東憲司さんの脚本・演出で、2011年に「赤坂レッドシアター」ほか全国で上演された作品の再演。物語は新妻さん演じる「サツキ」があることをきっかけに、かつて「おばあちゃん」が数年間過ごした防空壕(ごう)に入り込み、そこで孫娘に残した遺言状のような分厚いノート「青空」を見つけ、それを読み進めていくもの。
「現代劇だが、舞台には昭和の日本の土臭い匂いが漂う」と新妻さん。「重たいテーマも含んでいるが、サツキがなぜこの防空壕にやって来たのか、その謎が徐々に明らかになる面白さもある。歌うシーンも少しあり、全体で1時間ちょっとの短い作品なので気軽に足を運んでほしい」と来場を呼び掛ける。
開演は、20日・22日=19時、23日・24日=14時(21日は貸し切り)。一般料金は、前売り=4,000円、当日=4,500円。