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江戸東京博物館で「大浮世絵展」-スター絵師の傑作が一堂に

同館では公式キャラクター「ギボちゃん」のツイッターで混雑状況を知らせている。

同館では公式キャラクター「ギボちゃん」のツイッターで混雑状況を知らせている。

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 江戸東京博物館(墨田区横網1、TEL 03-3626-9974)で現在、開館20周年を記念する特別展「大浮世絵展」が開催されている。

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 同展は、浮世絵研究の成果を世界に発信している「国際浮世絵学会」(中央区)の創立50周年を記念し、浮世絵の名品約350点を日本国内の美術館・博物館・図書館やコレクター、ヨーロッパとアメリカの代表的な美術館4館などから一堂に集めたもの。

 展示内容は全体で6つの章から成り時代を追って紹介。第1章「浮世絵前夜」は江戸時代初期の風俗図屏風など肉筆画で構成。第2章「浮世絵のあけぼの」では「浮世絵」の開祖である菱川師宣の代表作「見返り美人図」ら肉筆画から版画など。第3章「錦絵の誕生」は明和・安永期(1764~1781年)に広がった、錦織物のような洗練された美しさを誇る江戸の名物錦絵の世界。第4章「浮世絵の黄金期」は18世紀後期の有名な版元・蔦屋重三郎が送り出した喜多川歌麿や東洲斎写楽など人気絵師の作品が中心。第5章「さらなる展開」では幕末に傑出した存在感を示した葛飾北斎と、それに続く歌川広重や歌川国芳など。第6章「新たなるステージへ」では明治の新聞錦絵から大正~昭和の「新版画」の試みまでを紹介する。

 連日混雑が続いており、同館では比較的すいている平日の16時以降と夜間開館日である土曜日の17時30分以降の来館を勧めているほか、公式キャラクター「ギボちゃん」のツイッターで混雑状況を知らせている。

 開館時間は9時30分~17時30分(土曜は19時30分まで)。月曜休館(1月13日・20日は開館)。特別展専用券は、一般=1,300円、大学生・専門学校生=1,040円、小学生~高校生・65歳以上=650円。3月2日まで。

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