和菓子店「あわしま堂 墨田鐘ヶ淵店」(墨田区墨田5)が4月3日、東武スカイツリーライン(東武伊勢崎線)鐘ケ淵駅西口前にオープンした。東京都内では初の直営店となる。
あわしま堂は愛媛県八幡浜市に本社を置く和洋生菓子メーカー。これまでスーパーやドラッグストアなどへの卸売を中心に展開してきたが、販路拡大に向けた新規事業として直営店の出店を全国で進めており、今回の出店もその一環。
同店では約50種類の和菓子を取りそろえる。スーパーでは取り扱い商品が限られる中、直営店ではどら焼きや大福といった定番商品に加え、季節限定商品や催事商品、直営店限定商品など幅広く展開し、「選ぶ楽しみ」を提供する。
出店場所に鐘ケ淵を選んだ理由について、同社の大藤栞さんは、「鐘ケ淵エリアは墨田区全体と比較して高齢者人口の割合が高く、和菓子を購入するメインの客層と合致している」と説明する。主な利用客層は近隣住民のほか、周辺の民泊施設を利用する訪日客の来店も見込む。
店内にはイートインスペースも設けた。「ちょっとした休憩の場として利用してもらい、商品をゆっくり味わいながら、また来たいと思ってもらえる店にしたい」と大藤さん。
直営店限定商品としては、やわらかくとろける食感が特徴の「極わらび餅」や、自家炊き小豆を使った「和菓子屋謹製北海道小豆どら焼」を用意。いずれも甘さ控えめで消費期限は1日とし、週末限定で販売する。
定番商品では「もっちり黒糖まんじゅう」「おいも蒸しまん」「塩豆大福」などをそろえるほか、製造過程で余ったカステラを詰め合わせた「切カステラ」なども販売する。
大藤さんは「地域とのつながりを大切にし、気軽に立ち寄れる親しみやすい和菓子店として、長く愛される店づくりを目指したい」と話す。
営業時間は10時~18時。