錦糸町駅前の「すみだ産業会館サンライズホール」(墨田区江東橋3)で11月15・16日、墨田区のものづくり事業と触れ合える大規模イベント「すみだ3M運動30周年祭」が開催される。
「すみだ3M(スリーエム)運動」は同区が1985年に始めた産業振興事業で、さまざまなコレクションを工場や工房などに博物館として展示する「Museum(小さな博物館)」運動、優れた技術を持つ職人を認定する「Meister(すみだマイスター)」運動、消費者ニーズに即した商品作りを目指す「Manufacturing Shop(すみだ工房ショップ)」運動から成る。
会場では、同運動の歴史を学べるコーナーのほか、それぞれ「すみだマイスター」認定の職人である、かざりかんざしの三浦孝之さん、市松人形の製作の藤村光環さんと藤村紫雲さん、屏風(びょうぶ)表装の片岡恭一さん、革工芸の山中政江さん、足袋仕立ての石井芳和さん、江戸表具の前川治さん、江戸木目込人形の塚田進さん、桐たんす製造の田中英二さんによる実演もある。
「小さな博物館」のひとつである「セイコーミュージアム」による親子ウオッチ組み立て体験や「ちいさな硝子(ガラス)の本の博物館」によるリューター(ペン型削り機)体験、「すみだ工房ショップ」の「すみだ江戸切子館」による江戸切り子体験や「ヒズファクトリー」による革のキーリングや靴べらキーホルダー作り、などのワークショップも開かれる。(それぞれ参加費用別途)
開催時間は10時~16時。入場無料。