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すみだトリフォニーで「北斎と印象派」テーマの演奏会-トーク&アニメ上映も

墨田区在住・在勤・在学者は2,000円。

墨田区在住・在勤・在学者は2,000円。

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 すみだトリフォニーホール(墨田区錦糸1)で3月18日、葛飾北斎とフランス印象派をテーマにしたクラシックコンサートが開催される。

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 同ホールの近隣で2016年度の開館に向けて準備が進められている「すみだ北斎美術館」にちなんだプレ記念企画。北斎の浮世絵をきっかけに「ジャポニズム」のブームが起こり、多くの芸術家たちが作品の中に日本の影響を表現し始めた19世紀フランスに着目する。

 同コンサートの案内役を務める「サウンド&ヴィジュアル・ライター」の前島秀国さんは「なかでもイタリア留学時代から日本美術に関心を寄せていたという作曲家のクロード・ドビュッシーは、北斎の『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』の錦絵を作曲部屋に飾り、交響詩『海』の楽譜出版に際してはこれを表紙に使ってほしいと出版社に注文を出したほど。同楽譜初版の表紙には、『神奈川沖浪裏』の一部とはっきりわかる、白く砕け散った波の絵が描かれており、北斎がドビュッシーの作品に強いインスピレーションを与えたことがうかがえる」と解説。

 同ホールを本拠地とする新日本フィルハーモニー交響楽団が、ドビュッシーの交響詩「海」や「牧神の午後への前奏曲」のほか、「1889年に開催されたパリ万国博覧会で日本の音楽に初めて接した」といわれるエリック・サティの「ジムノペディ第1番」を演奏する。指揮者はペーター・チャバさん。

 当日はゲストを招き「北斎とジャポニズムの魅力」に迫るトークショーも予定。北斎の娘で女浮世絵師の「お栄」を描いた、今年5月公開予定の新作アニメーション「百日紅(さるすべり) ~Miss HOKUSAI~」(杉浦日向子さん原作)の原恵一監督は、同作品の予告編特別上映を交え製作秘話などを披露。昭和音楽大学の宮﨑克己教授は「絵画と音楽におけるジャポニズム」をテーマに話す。聞き手はいずれも前島さん。

 19時開演。料金は全席指定、S席=5,000円、A席=4,000円。墨田区在住・在勤・在学者は2,000円。

 会場では同コンサート限定のオリジナル商品である「北斎大判せんべい」と「北斎かりんとう」(各1,000円)を予約のみで販売。前日までに墨田区観光協会(TEL.03-5608-6951)で申し込みを受け付ける。

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