「スミファ－すみだファクトリーめぐり－」が11月21日・22日の2日間、開催される。職人と話したり、工場を見学したりできるオープンファクトリー、機械や素材に触れてモノづくりを体験できるワークショップ、ガイドと一緒に工場を巡るツアーなどを通じて、さまざまな角度から町工場を知ることができる企画だ。

詳細　イベントチラシ

　オープンファクトリーには、石宏製作所（墨田区墨田5）、チバプラス（堤通2）、松山油脂（東墨田2）、浜野製作所（八広4）、島田商店（東墨田2）、サトウ化成（東墨田2）、東日本金属（立花2）、ヨシズミプレス（立花4）、望月印刷（業平1）さいとう工房（本所4）、MEW（太平1）、硝子企画舎（石原4）、サンコー（亀沢4）、オレンジトーキョー（亀沢1）、東北紙業社（千歳3）の15社が参加。それぞれの工場で職人から説明を聞き、実際に機械や素材に触れたり、体験ワークショップに参加したりする。見学記念に各工場が工夫を凝らした「工場自慢のお土産」（数量限定、先着順）を配布する。

　併せて、バイヤー向け、デザイナー向け、ものづくり女子ツアーなど、テーマに沿ったツアーが楽しめる「ガイドとまわる個性豊かなスペシャルツアー」や「墨田の達人」がガイドするものづくり＋まち歩きを楽しむスペシャルツアーも開催。ツアーはホームページより要事前申込。

　期間中、メーン会場の本所地域プラザ BIG SHIP（本所1）では、「すみだモダン」の認証商品や「ものづくりコラボレーション事業」で開発した商品の展示会を開催する。21日には、グッドデザイン賞を受賞したすみだ地域ブランド推進協議会が開催する「下町ものづくり会議シンポジウム」と交流会を兼ねたレセプションパーティー（招待制）を開催。22日には、中小地域連携による「産官学金市民」協力で製作された映画「未来シャッター」の上映会と学生を中心としたフューチャーセッションを行う。

　スミファは約3000の町工場がある江戸時代から続く「ものづくり」と「職人」の街、墨田区の魅力を知ってもらいたいとの思いが形となって立ち上がったイベント。地域からの期待度も年々高まっている。「秋の週末は、すみだに来て、工場の技にキュンとしてほしい」と担当者。