墨田区のスイムメーカー社長が経済学者との対談本刊行 「商品開発のヒント」語る

表紙は、磯部成文さん(●)と経済学者の三宅英道さん(●)

表紙は、磯部成文さん(●)と経済学者の三宅英道さん(●)

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 スイムウエアメーカー「フットマーク」(墨田区緑2)会長の磯部成文さんが11月20日、専修大学準教授の経済学者、三宅秀道さんと対談した『なんにもないから知恵が出る 驚異の下町企業 フットマーク社の挑戦』を刊行する。

水着メーカーが現役中学生とコラボ 利用者の声が詰まったスクール水着

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 2013年から地元中学生との水着開発をするなど、ユニークな企画で知られる同社。創業当時はゴム製品を扱っていたが、後におむつカバー、水泳帽が主力製品になった。スクール水着業界に参入し、プールバッグの開発など、今ではプールライフをトータルでデザインしている。

磯部さんによると、「介護おむつカバー」を開発したことから、「介護」という言葉の生みの親にもなったという。「介護」の言葉は商標登録をしている。

 同書では、水泳帽や介護おむつカバーを生み出すヒントや、単一商品ではなく市場まるごとを創造する秘訣(ひけつ)、商標登録した「介護」の言葉を世間に自由に使わせる意味、現在社員数約60人の企業がなぜ「商品開発が得意な会社」になったのか。実践者と研究者の対談スタイルで解説している。

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