山崎昇・墨田区長は2月15日、2012年 第1回区議会定例会で施政方針説明を行い、この中で、東京スカイツリーの開業に伴う観光施策を新年度予算の主要な事業の一つとして挙げ、年間約2500万人と想定される観光客を含めた来街者に対応していく。
具体的な施策としては、まち歩き観光の回遊性を高めるため区内循環バスを3月20日から3ルートで運行するほか、スカイツリー開業直前の5月19日・20日に区民祝賀イベントを開催。区内共通プレミアム商品券の発行計画も明らかにした。
スカイツリータウン内の東京ソラマチ5階に、区内特産品の展示・販売を行う「産業観光プラザ・すみだ まち処」を開設するほか、キッザニア東京の協力を得て伝統工芸などの子ども向け職業体験プログラムを開発し、区内の工房などで実施する計画も推進するとした。
東京スカイツリー周辺の施設整備については、主要道路の電線の地中化をさらに進めるとともに、吾妻橋防災船着き場を観光用の大型船舶が係留できるようにするための整備なども進めるという。
墨田区の2012年度予算案は一般会計が、前年度比3.3%減である1,062億6,000万円。