岐阜県関市は4月27日~29日、東京スカイツリーのソラマチ広場で「東京鵜飼釣りin東京スカイツリータウン」を開催する。
関市の鵜飼いは小瀬鵜飼いと呼ばれ、5月11日~10月15日の期間で行われる。シーズンが始まる前に、国の重要無形民俗文化財に指定されている小瀬鵜飼いの宣伝と関市への旅行誘致のため同市が企画した。
期間中、プールを使った小瀬鵜飼いの実演、景品の付く鵜飼い釣りアトラクションを行う。鵜飼いの実演では全国に9人しかいないという鵜匠(うしょう)の一人、足立太一さんが鵜飼いの歴史や長良川での鵜飼いのダイナミックさを説明。「いつもと違う場所なので、鵜がちゃんとアユを追ってくれるか心配」と話しながら、会見でアユを放したプールで鵜を操った。
鵜飼い釣りアトラクションは、小瀬鵜飼いをイメージした小舟の上に立ち、鵜のイラストと景品が付いた複数のひもを、鵜を操る鵜匠のように引き寄せ、当たりを釣り上げるアトラクション。景品には関市天然鮎料理の食事券付き小瀬鵜飼い鑑賞券などのほか、5等に関市と墨田区の企業、やおきんとのコラボうまい棒「鵜まい棒」も用意している。会場には、うまい棒のキャラクター、うまえもんが鵜匠の姿で登場する。
尾関健司関市長は「鵜飼いの実演は東京では初めての試み。1000年以上も続く伝統漁法、鵜飼いを知ってほしい」と話す。