横川にある熊本県の名産品を扱う「熊本屋」(墨田区横川2)の店舗前で9月8日、相撲の「ふれ太鼓」が披露される。
ふれ太鼓は相撲の興行を告げるために打つ太鼓のこと。本場所初日の前日に、呼び出しが太鼓をたたきながら取り組みを読み上げ、興行が始まることを街中に知らせる。江戸時代に行われていた、相撲の告知の名残だが、店主の橘裕治さんが日本相撲協会に勤務していたことから、同店の前で行うことになった。
同店は橘さんの故郷である熊本の名産を扱うことで、2016年4月に発生した熊本地震の復興を応援している。
今回で2回目となるふれ太鼓。橘さんは「前回開催の5月は、大勢の方に見てもらい喜んでいただけた。今回は数メートル先の煎餅店から当店にかけてふれ太鼓を流す予定。将来、賛同してくれる店を増やして、夜店通り商店街の名物になれば。同時に熊本の復興支援の足掛かりになれば」と話す。
披露は15時から。