ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営するトラストバンク(目黒区)が11月21日、全国の自治体からふるさと納税優良事例を発表する「ふるさとチョイスアワード2018」を港区内で開催し、大賞と優秀賞を発表した。
2018年の「ふるさとチョイスアワード」のテーマは「STORY」。「ふるさとチョイス」には現在約1400の自治体がふるさと納税登録をしている。その中から54の自治体が応募し、経済ジャーナリストや有機野菜などの宅配企業社長、ロハス誌統括編集長など5人の審査委員により8自治体に絞られた。
当日は「ふるさとチョイス」会員約100人が来場。エントリーした8自治体が、それぞれが持ち時間(7分)のプレゼンテーションを行った。自治体によっては、町おこしに貢献するゆるキャラも登壇した。
墨田区は、「すみだ北斎美術館の企画展やワークショップなどの実施資金に」という使い方でノミネート。区文化芸術振興課の田中達也さんが「地域へ、世界へと北斎の魅力を発信! 成長し続ける美術館を目指して」と題し、審査員と来場者にアピールした。
各自治体のプレゼンテーション後の来場者による投票で、大賞1自治体、優秀賞7自治体を決定。大賞はゆるキャラとともに登壇した高知県須崎市に、墨田区は優秀賞を受賞した。
墨田区のプレゼンテーションでは、審査員から「建物を建てて終わりではなく、成長する美術館を目指す、という考え方が新しいものを生み出す感じがした」という声が上がった。