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錦糸町で「河内音頭大盆踊り」 夏の最後の風物詩、4年ぶり復活

多くの人でにぎわう堅川親水公園

多くの人でにぎわう堅川親水公園

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 「第41回すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り」が9月6日・7日の2日間、堅川親水公園(墨田区江東橋1)で行われた。主催は錦糸町商店街振興組合。

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 河内音頭は「洋楽と浪花節が融合した語り芸」ともいわれる大阪発祥の音頭で、即興で読み上げる音頭取りと、エレキギターやシンセサイザーなどの洋楽器を用いた演奏が合わさった語り芸として、全国で多くの人に親しまれている。

 同イベントは1982(昭和57)年、東京の河内音頭愛好者と錦糸町商店街の青年グループが意気投合し、江東橋3丁目のパチンコ店「銀星」2階で、本場・大阪から招いた河内音頭取りたちの演奏会を開いたのがきっかけで始まった。41回目を迎える今年は、コロナ禍で2020年以降の縮小開催を経て4年ぶりの完全復活となった。

 会場には焼きそばや焼き鳥など多くの屋台が立ち並び、行列ができた。協賛企業の名前が入ったちょうちんがズラリと並んだステージでは、和太鼓や三味線、音頭取り(歌い手)などが生演奏を披露。それに合わせて誰でも参加できる踊りの列が組まれた。

 墨田区内から訪れた30代の夫婦は「夏の最後の風物詩がなくなってしまったようで寂しかったが、復活してくれて良かった。地元でこんなに大きなイベントがあることを誇りに思い、楽しんで参加したい」と笑顔で話していた。

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