スカイツリーを一直線に望める通りを歩行者天国にした「子ども縁日」が9月7日、「タワービュー通り商店街」(墨田区太平)で行われた。
同商店街について商店街会長でエースプリント社長の村方龍太さんは「かつては、『子育地蔵尊』の門前町として商店や夜店でにぎわい、『夜店通り地蔵会』という名称の商店街として親しまれてきた。商店の減少で一時解散したが、通りがタワービュー通りとして整備されたのを機に、2020年、『タワービュー通り商店街』として再始動した」と話す。
この日は16時からイベントがスタート。親子連れなど700人が会場を訪れた。会場には「ヨーヨーすくい」「子ども向けゲーム」「かき氷」「ピン釣り・輪投げ」「けん玉・ミニ卓球」などの体験コーナや、「野菜販売(佐々木農園)」「真鍮アクセサリー(川島工芸所)」など墨田の物販品コーナーも出店した。
終了時にはスカイツリーのイルミネーションが見えるロケーションに「すごいきれい」「こんな場所があったのは知らなかった」という声が聞かれた。
村方さんは「今回、車を通行止めにしたのは初めての試み。本当に沢山の方に楽しんでいただけて良かった。かつての夜店通り地蔵会時代は毎月4日、14日、24日に縁日が行われていたと聞くので感慨深いものがある」と話す。
今後について村方さんは「準備期間が短い中、頑張っていただいた皆様にはお礼を申し上げたい。立地の素晴らしさやスカイツリーの眺望など、あらためてこの商店街のポテンシャルの高さを実感している。今回のイベントをきっかけに、商店街の方はもちろんだが、外部の方の意見や力も借りて、商店街の活性化に力を入れていきたい」と意気込む。