墨田区で地域活動を支援するイベント「第8回墨田区まち活カイギ」が1月13日、「すみだ生涯学習センター(ユートリヤ)」(墨田区東向島2)で開かれた。
同イベントは昨年5月に終了した「墨田区100人カイギ」の後継イベント。「墨田区まち活カイギ」は、地域で新しい活動を始めたい人や、既存の活動を応援したい人が集まる場として昨年6月にスタートし、今回で8回目を迎えた。
2025年最初の会議となった今回は16人が参加。まず4つのグループに分かれて「2024年の振り返り」と「2025年の展望」をテーマに話し合いが行われた。参加者たちは、昨年取り組んだイベントや地域活動について成果や課題を共有し、2025年に向けた新たな取り組みや目標をグループ内で発表した。
続いて「墨田区で実現したいプロジェクト」を考える時間を設け、「子どもの夢 買い取りプロジェクト」「すみだダイアローグ続けるよプロジェクト」「タワービュー通り知名度アッププロジェクト」「公園冊子×すみだ遠足プロジェクト」「ハッピースマイル・駄菓子屋プロジェクト」などのプロジェクトが生まれた。
「子どもの夢 買い取りプロジェクト」を発表した沼田正善さんは「子どもたちにお金を獲得する体験を通じて夢を語る場を提供することで、暗いニュースに代わる明るい話題を生み出したい」と発表。
「公園冊子×すみだ遠足プロジェクト」では、まち活カイギで生まれた企画「すみだ遠足」とのコラボレーションが提案された。区内の公園を巡るイベントを通じて遊具やトイレなどの情報を収集し、子育て中の保護者が使いやすい小冊子を作成するアイデアが示された。
「タワービュー通り知名度アッププロジェクト」では、ガイド付きのツアーや季節ごとのフォトスポットを設けた撮影会など、さまざまなイベントが提案され、「すみだダイアローグ続けるよプロジェクト」では、活動の継続とともに、開催形式や参加人数に具体的な目標を設定する必要性を話し合い、会議は終了した。
「第8回墨田区まち活カイギ」代表の山口亮(まこと)さんは「今年からオンラインも併用し、会議に参加できない方にもプロジェクトの進捗(しんちょく)を共有できるようにする。関わりやすい環境を目指して活動を続けていくので、参加をお待ちしている」と話す。