
第48回「わんぱく相撲 墨田区大会」が5月10日、錦糸公園(墨田区錦糸4)の「ひがしんアリーナ」で開かれた。土俵に上がった区内の小学生たちは、真剣な表情で白熱した取り組みを繰り広げた。
わんぱく相撲は、遊び場の少なくなった現代の子どもたちに、身近な相撲を通して体を動かす楽しさや、心身の鍛錬、礼節や思いやりの心を育む場として開催されてきた青少年育成事業。全国で地区予選が行われ、約4万人が参加する小学生最大規模の相撲大会。8月10日には「ひがしんアリーナ」で全国大会が予定されており、墨田区大会も、その予選の一つとして位置付けられている。
墨田区大会は今回で48回目を迎え、男子の全国大会は40回目、女子の全国大会は6回目となる。墨田区大会は全国大会よりも歴史が古く、全国でも特に長い伝統を誇る地域大会として知られている。
当日は開会式の後、学年別の男女個人戦に加え、学校対抗戦も行われた。1年男子では塩谷悠さんが優勝、皆川愛育斗さんが準優勝。女子は高野芽愛さんと浜砂明依さんが、それぞれ頂点を争った。
2年男子は菊次弘人さん、女子は青栁沙耶さん、3年は渡邊陽真さんと池上江美さんが力強い取り組みで優勝を飾った。4年男子は田中志道さん、女子は鈴木晴花さん、5年は安本悠記さんと飯野葵さん、6年は佐久間心絆さんと羽山るりほさんがそれぞれ頂点に立った。
団体戦では中川小学校が優勝を果たし、八広小学校が準優勝、3位には横川小学校が入った。
保護者や地域関係者の声援が飛び交う中、子どもたちの一生懸命な姿に、土俵回りからは温かな拍手が送られた。