
錦糸町の夏の風物詩「第43回すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り」が7月30日、竪川親水公園(墨田区江東橋2)特設会場で始まった。会場には生演奏に合わせて踊りの輪が広がり、訪れた人々が真夏の恒例イベントを楽しんだ。主催は錦糸町商店街振興組合。
同イベントは1982(昭和57)年に始まり、今年で43回目。河内音頭や江州音頭を本場の音頭取りが生演奏で届ける盆踊り大会として知られる。昨年は2日間で3万人が来場するなど、墨田区屈指の盆踊りイベントとして親しまれている。今年は開催時期を従来の8月末から7月に変更した。
会場は首都高速7号小松川線の高架下にあり、雨天の影響を受けにくいのも特徴。スタートの17時30分には気温が30度を上回る蒸し暑さの中、汗を拭いながら踊る来場者の姿が見られた。太鼓や三味線に加え、ギターやドラムも交えた生演奏に浴衣姿の人々が自由に踊りの輪に加わり、夏の空気を彩った。
初日のステージには、東家恭太郎さんを皮切りに、雲竜未衣さん、松原里佳さん、生駒竜也さん、中西レモンさん、端姫(たまき)さんらが出演。会場には縁日や飲食屋台が並び、家族連れや若者、訪日外国人など幅広い層が訪れた。
区内から訪れた女性は「初めて来たが、演奏の迫力と踊り場の人の多さと一体感に圧倒された。明日も来たい」と話していた。
31日は、虹友美さん、すずめのティアーズ with 久下惠生さん、中西レモン & ドーナツディスコデラックスらが出演予定で、大トリでは山中一平さんが河内音頭を披露する。
盆踊りは31日も行う。開催時間は17時30分~21時。