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墨田・業平で「ドローンファイト」 小学生中心に多世代交流

イベント参加者

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 風船を割って競うスポーツ「ドローンファイト夏選手権2025」予選会を8月10日、なりひら神明橋集会所(墨田区業平5)で開催した。主催は地域団体「すみだドローンフレンズ」。

ドローンファイト夏選手権2025

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 同団体は、ドローンを通じて地域のつながりや交流を生むことを目的に、一般社団法人日本ドローンファイト協会広報の橋本ピッツアさんが設立。今回は、まちづくり活動を支援する「すみだの力応援助成事業」と、小学生に体験の機会を提供する「ハロカルホリデーすみだ」の対象プログラムを兼ねて行い、小学生親子を中心に31人が参加した。

 当日は雨にもかかわらず、9時15分の開場と同時に参加者が来場。初心者向け体験会で手のひらサイズのトイドローンを操作した後、10時30分から予選会がスタート。初心者も参加する中、高度の技術を披露する参加者も。優勝者にはトイドローン、2位には「ピッツァくん」スタンプ、3位には自然栽培アスリート農家の野菜セットが贈られ、会場は熱気に包まれた。

 予選を勝ち上がった2人は、12時30分から全国オンライン決勝に挑んだが入賞はならなかったが、参加した子どもたちは終始目を輝かせ、保護者も一緒になって競技を楽しんでいた。

 会場内には、ドローンの風でボールを転がしゴールに入れる遊び「ウィンドローン」の体験コーナーも登場。日本大学のゼミチーム「ハルメノイア」が開発した遊びで、同チームの菊地未夏さんは「子どもたちが初めての体験に感動している様子がうれしい」と話す。参加した子どもからは「風船割りは難しかったけど、これならできる。またドローンで遊びたい」との声も上がっていた。

 橋本さんは「会場変更など不安もあったが、参加者から『親戚が実家に集まったよう』と言ってもらえたのがうれしい。活動を地域に認知してもらい、交流の場を増やしていきたい」と話す。「ドローンは産業のイメージが強いが、遊びを通じて子どものうちから触れることで身近に感じられ、地域づくりや経済発展にもつながる」とも。

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