
墨田で銭湯・サウナ・スパが連携する「SSS(すみだ・銭湯・サウナ)プロジェクト」が始動する。区内18カ所の銭湯とサウナ、スパなど全温浴施設が協力し合う取り組みは区内初で全国的にも珍しいという。
参加施設はスパ・サウナ施設=「楽天地スパ」「スパ&カプセル ニューウイング」「両国湯屋江戸遊」「リアルサウナ錦糸町(カプセルイン錦糸町)」「ホテルファミーINN錦糸町」、銭湯=「荒井湯」「大黒湯」「松の湯」「黄金湯」「高砂湯」「みまつ湯」「おかめ湯」「田中湯」「御谷湯」「薬師湯」「寺島浴場」「三徳湯」「電気湯」「さくら湯」。
プロジェクトを立ち上げたのは錦糸町の銭湯「黄金湯」の店主で実行委員の新保朋子さん。温浴文化を生活インフラと娯楽の垣根を越えて束ね、地域に新しい交流を生み出すことを目的に掲げる。企画制作を担当する山上拓郎さんらも加わり、区内の温浴施設全体で動き出した。
取り組みでは、施設を巡るきっかけとして「SSS MAP 2025」を制作し、スタンプラリーを企画。マップは10月10日、区内の温浴施設で配布を始め、なくなり次第終了する。
10月11日には錦糸町楽天地ビル1階正面広場で、区内ものづくり事業者と連携したマーケットやトークショーを行う。スタンプラリーは12月7日まで実施し、今後はオリジナルグッズの開発や販売も予定している。
新保さんは「銭湯と街が一体となり、墨田区全体が盛り上がっていける仕組みを作り、すみだのまちを沸かせていきたい」と意気込む。