
音楽イベント「すみだ・ランブリング・セッション」が10月4日、隅田公園(墨田区向島1)そよ風ひろばで開かれる。
シンガー・ソングライターのあがた森魚さんと、墨田区出身の音楽プロデューサー岸野雄一さんが立ち上げた同イベント。誰もが参加できる練り歩きパレードと無料コンサートを組み合わせ、音楽の新しい楽しみ方を提案する。
当日は、14時からWISE OWL HOSTELS RIVER TOKYO(向島1)内のカフェ「ふくろう360°」で楽器づくりのワークショップを行う。カプセル・シェーカーや牛乳パックカスタネット、筒太鼓などを作り、参加者は完成した楽器を手に音楽パレードへ参加できる。
ワークショップは子どもから大人まで楽しめる内容で、完成した楽器を使って合奏し、最後はアーティストと一緒にパレード演奏を行う。
16時30分からは自由参加の「ランブリング・セッション」、17時30分からは「ローリング・スミダ・レビュー・バンド」を迎えてあがた森魚さんのコンサートを行う。その前後にはDJによる音楽タイムも予定しており、20時まで展開する。
ランブリング・セッションとは、練り歩きながら誰もが音を出して参加できる即興演奏スタイルのこと。自由参加のセッションと本格的なコンサートを組み合わせることで、音楽の多様な楽しみ方を体感できるのが特徴。近年注目される「ミュージッキング」の発想を取り入れ、音楽を「記録」や「再生」ではなく、具体的に音を出す「行為」として楽しむ新しいムーブメントを目指しているという。
今回の取り組みは、10月25日に開催される「SUMIBON」や来年1月に予定している「焚(た)き火ランブリング」へとつながり、継続的に展開していく。
会場には墨田区内の飲食店によるキッチンカーが並び、クラフトビールの「Blue Bee」、カクテルや多国籍料理をそろえる「Ipcress Lounge」、焼き菓子や軽食の「さんかくしかく」、煮込み料理で知られる「両国もつ煮」、クラフトビールバー「バーアンビエンス」が出店。音楽と共にフードやドリンクを味わえる。
雨天時は「ふくろう360°」(向島1)で、あがた森魚さんのソロコンサートを行う。
開催時間は14時~20時。参加無料。