浅草と東京スカイツリーを竹あかりで結ぶイベント「東京下町回遊 竹あかり」の点灯式が11月7日、牛嶋神社前の隅田公園内「交流広場」(墨田区向島1)で行われた。
「東京下町回遊 竹あかり」点灯式でパフォーマンスを披露した「東京力車」
主催は東武鉄道、協力は墨田区観光協会。「伝統と革新が交差する下町を優しい竹あかりの光で包む」をテーマに、北十間川沿い約400メートルの河川テラスを中心に竹のオブジェや竹毬(たけまり)が並び、浅草とスカイツリーを光でつなぐ幻想的な空間を演出する。
点灯式では、東武鉄道によるあいさつと竹あかりの概要説明の後、人力車ユニット「東京力車」が登場。楽曲3曲を披露したのち、カウントダウンの合図で竹あかりが一斉に点灯し、柔らかな光が広場を包み込むと、来場者から大きな拍手が起こった。その後は人力車と記念撮影を楽しむ姿も見られた。
すみだリバーウォークでは、竹あかりのアーチ越しにスカイツリーを望むことができ、牛嶋神社では竹明かりによる装飾と投光器を使った本社殿のライトアップを実施。例年フォトスポットとして人気を集めている。11月22日には新日本フィルハーモニー交響楽団メンバーによる「水上コンサート」も予定されており、北十間川の水面を弦楽四重奏の音色が包むという。
このほか、竹明かりを船上から眺める「ナイトクルーズツアー」や、地元店舗が出店する「竹あかりマルシェ」、竹あかりづくりのワークショップなども行われ、冬の夜の散策を楽しめる企画がそろう。
点灯時間は17時~22時。2026年1月31日まで。