キッコーマン（港区）は「デルモンテ」ブランドのプレミアム・トマトジュース「天空のトマト」を10月1日より、東京スカイツリーのオフィシャルショップとレストラン、カフェのみで、期間・数量限定で販売する。

デルモンテが育てた特別なトマト「インカレッド」を使用。

　同商品のルーツは、日本デルモンテが1992年に参加したアメリカの研究プロジェクトで発見した、アンデスの空中都市「マチュピチュ」近郊に生息する野生種のトマト。 小さくて青い実ながら独特の甘さと香りを持つこの原生種に注目した同社が、20年間50世代にわたって、遺伝子組み換えではない高配による品種改良を重ねて、ジュースに適した大きさと味わいを持つトマト「インカレッド」を作った。今年5月に日本の栽培適地である長野に苗を植えて育て上げ、収穫した同トマトをジュースに加工し、高地のマチュピチュにちなんで「天空のトマト」と名付けたという。

　9月27日にはスカイツリー「天望デッキ」フロア345内にある「Sky Restaurant 634（ムサシ）」で、メディアに向けて商品説明と試飲会が行われた。同社のプロジェクト・マネジャー、三宅宏さんは「世界一の高さを誇るスカイツリーと、標高2300メートを超える天空都市のマチュピチュに起源を持つトマト、この2つをつなぐ時空を超えたドラマに着目して、この場所での限定販売を決めた。フルーティでフレッシュな香りとバランスのいい甘みと酸味で、従来のトマトジュースが苦手な人にもおすすめできる」と自信を見せた。

　同レストランとフロア340内の「SKYTREE CAFE」でグラス提供するほか、500ミリリットル瓶（1,000円）で、1階と5階の「THE SKYTREE SHOP」でも販売する。販売期間は11月下旬までを予定。