東京スカイツリーが開業1周年を記念して製作した特別ショートフィルム「TOKYO SKY STORY」が5月23日、スカイツリータウンで初開催する「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」で初公開された。
「TOKYO SKY STORY」完成披露記者会見でトークセッションを繰り広げるゲストたち
スカイツリー周辺で生まれたさまざまなドラマを短編映画で表現したいという思いから生まれた同作。ルイ・ヴィトン主催の「Journeys awards 2012」で審査員グランプリを受賞した真壁幸紀監督がメガホンをとり、比嘉愛未さんと高橋一生さんが演じるカップルや、塩川莉世さんと柴郁織さんが演じる中学生の「初恋」を軸に、スカイツリーを舞台に約15分間のストーリーが展開される。
同映画祭の前身は1999年、俳優・別所哲也さんによって創設。2004年には米国アカデミー賞の公認となり、同年に誕生した別の映画祭と同時開催するかたちで、現在はアジア最大級の国際短編映画祭に成長した。今年は「ラフォーレミュージアム原宿」(渋谷区)、表参道ヒルズ「スペース オー」(同)、「ブリリア ショートショート シアター」(横浜市)に加えて、スカイツリータウン・ソラマチ5階「スペース634」でも5月23日・24日と6月7日・8日に初開催する。同会場では「TOKYO SKY STORY」のほか、同映画祭上映作品の中から選ばれた限定プログラムが組まれている。
当日、上映前にスカイツリータウン4階「スカイアリーナ」で完成披露記者会見が開かれ、レッドカーペットで登場した真壁監督と塩川さん、柴さん、特別出演のスリムクラブ、スカイツリー公式キャラクターの「ソラカラちゃん」、映画祭スペシャルサポーターのLiLiCoさんらがトークセッションを繰り広げた。「ショートフィルムの魅力がたっぷり詰まった作品で、短い時間で物語がストレートに伝わる」とLiLiCoさん。「特にラストでスカイツリーが大きく映し出されるシーンでは、何度も足を運んで自分でもベストショットが撮れたと思うので、ぜひスクリーンで楽しんでほしい」と監督。
来年5月の2周年に向けて、特別ショートフィルム第2弾のエピソード募集も始まった。200字以内にまとめたスカイツリーにまつわる物語をホームページの専用フォームで受け付けている。9月30日まで。