東向島の「すみだ生涯学習センター(ユートリア)・マスターホール」(墨田区東向島2)で3月7日、「劇場版 テレクラキャノンボール2013」の上映会イベントが行われる。
もともと成人向けビデオ作品シリーズとしてカルト的な人気を集めていた同作品。昨年2月、旧「オーディトリウム渋谷」での限定レイトショーから火が付き、「ポレポレ東中野」でのロングラン上映や全国各地での自主上映などの「テレキャノ」現象を引き起こし、今年になってから「劇場版BiSキャノンボール」などのスピンオフ作品を生むブームとなっている。
開催までの経緯について、同上映会実行委員代表のヒラキさんは「劇中のキャノンボールレースに出場するAV監督たちがみんな自分と同じ同世代で、ばかばかしさの中に青春映画にも通じる爽やかさを感じで好きになった。これまでの東京での上映が渋谷や新宿などの繁華街中心だったので、何とか地元で実現できないか去年の10月頃から準備を進めていた」という。
当初、区民施設である同会場での上映は難しいかと思われたが、「作品の内容やこれまでの劇場での上映実績、メディアでの反響などについて、包み隠さず話をすることで理解を得られた。結果としてテアトル新宿に次ぐ最大規模の定員200人、さらには日中の上映という異例ずくめの形態で実現できたことをうれしく思う」とも。
上映時間は13時30分~と17時30分~の2回。それぞれの上映後、ゲストによるトークも予定する。ゲストは1回目が監督のカンパニー松尾さん、元「オーディトリウム渋谷」のプログラム・ディレクターの杉原永純さん。2回目が出演者のビーバップみのる監督、タートル今田監督、梁井一監督など。
料金は1,000円。18歳未満は入場できないため、受付で運転免許証や健康保険証などの提示が必要。ネットでも予約を受け付ける。