暮らす・働く 学ぶ・知る

東向島で「墨田区まち活カイギ」 文字フェスなど新プロジェクト生まれる

「第4回 墨田区まち活カイギ」の参加者

「第4回 墨田区まち活カイギ」の参加者

  • 0

  •  

「自分事で墨田区を良くしたい」人たちが集まるイベント、「第4回 墨田区まち活カイギ」が10月6日、すみだ生涯学習センター(墨田区東向島2)で開かれた。

「第4回 墨田区まち活カイギ」の様子

[広告]

 5月に終了した「墨田区100人カイギ」の後継イベントとして生まれた「墨田区まち活カイギ」4回目となる今回は14人が参加した。

 当日はまず、参加者が自己紹介を行い、活動地域や参加した目的や個人や仲間で実現したいプロジェクトを発表した後、「墨田区手書きの聖地化プロジェクト」「不登校支援プロジェクト」「下町コミュニティープロジェクト」の3つのグループに分かれてワークショップ形式で語り合った。

 「墨田区手書きの聖地化プロジェクト」を掲げる筆跡仕事人の芳田マサヒロさんは、「墨田区は民泊など訪日外国人向けの宿泊施設が多く、宿泊客も多いが、区内でお金を使う機会が少ないと聞く。一方で私が携わっている手書き文字業界では、漢字Tシャツや書道の体験教室が人気。外国人を対象にした手書き文字のパフォーマンスや体験を楽しめる『手書き文字フェス』を開催して、墨田区を手書き文化の発信拠点にしたい。まずその第一歩として、一緒に活動する仲間集めを目的として11月にワークショップを開きたい」と発表した。

 「不登校支援プロジェクト」の林千恵子さんは「これまで900人の不登校の子どもと接してきたが、不登校支援のポイントは居場所づくり。チームメンバーがドローンファイトの運営やボードゲームの開発をしており、不登校の子どもたちが参加できるイベントを開く話になった。子どもたちにとっての居場所を提供するきっかけづくりと活動できる仲間を集めたい」と話す。

 「下町コミュニティープロジェクト」の木村優太さんは「小学校5年生になる息子にサッカーをやらせてあげたいと思い、ネットで情報を調べても出てこない。そういう問題を解決できるツールが必要と、墨田区を中心とした下町で活動しているコミュニティーの情報を発信できるアプリを開発しており、年内にはリリースする予定」と話す。

 主催した山口亮(まこと)さんは「今回もユニークなプロジェクトが立ち上がり意見も活発になってきた。ぜひ活動を継続して形にしてほしい。参加希望者が多く、10月は19日にも開催するので、気軽に参加していただければ」と呼びかける。

 開催時間は17時45分~20時30分。参加費は1,000円。事前申し込み不要。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース