5月22日にグランドオープンする東京スカイツリータウンのうち、広場や地下設備、大型集客施設とそのアプローチなど街区が10日、ツアー形式でメディアに公開された。
プラネタリウムのドームがシンボルのイーストヤード8階「ドームガーデン」
ツアーは全面リニューアルを果たした「とうきょうスカイツリー駅」正面改札前からスタート。駅と隣接し、カフェなどが連なる「St.ストリート」を抜けて駅東口改札前に到着。正面にはウエストヤード2階「フードマルシェ」に直結するエスカレーターを設置し、生鮮食品やグローサリー、ベーカリーなど、日常使いの買い物に便利な動線を確保した。
タワーヤード1階の交通ロータリーでは、開業後に平日の運行を開始する「スカイツリーシャトル 上野・浅草線」の新型車両を見学。青地に白い鉄骨模様が描かれ、左右それぞれにスカイツリーのライティングデザイン「粋」と「雅」が施された車体や、ガラス張りの天井などの内部が初公開された。
地下2階に広がる地域冷暖房(DHC)システムの見学では、担当社員から熱供給の仕組み、防災や環境への取り組みなどについての説明を受けた。
屋外彫刻「TO THE SKY」が立つ街区中央の「ソラマチひろば」ではドライファウンテン式噴水のデモンストレーションがあり、親水空間としてのコンセプトや、広場に面した建物の植栽バルコニーなど、街区全体で取り組んでいる「立体緑化」についての説明があった。
プラネタリウムのドームがシンボルのイーストヤード8階「ドームガーデン」には芝生広場が広がり、寝転がってスカイツリーを見上げることのできるベンチを設置するなど、くつろぎの空間を用意。この場所からはオフィス施設「東京スカイツリーイーストタワー」ビル壁面に写ったスカイツリーが見え、新しい撮影スポットとして話題を呼びそうだ。
押上駅方面から「ソラミ坂」を上がっても到達できる、スカイツリー入り口フロアである4階エリアには、広大な「スカイアリーナ」を整備。来街者のコミュニティー・イベントや憩いの場、災害時の防災広場など、さまざまな機能を備えた多目的スペースとなっている。
この日は「コニカミノルタプラネタリウム『天空』in東京スカイツリータウン」でオープニングの記念作品「星空は時を越えて」の一部も上演したほか、「すみだ水族館」の内部も初公開した。