イベント企画の「しくじりから学ぶ」実践講座が2026年1月10日、SIC(墨田区錦糸1)で行われる。実践の学び場・すみだビジネスラボの連続講座の4回目で、主催はシャノワ(江東橋4)。
多賀さんが実行委員長を務める「すみだストリートジャズフェスティバル」
講師は、イベント企画・運営を手がけるタグ・エー社長の多賀健太郎さん。すみだストリートジャズフェスティバル実行委員長、墨田区商店街振興組合連合会企画担当なども務める。小笠原諸島や八丈島、佐渡島などで音楽イベントを立ち上げる「アット・ジ・アース プロジェクト」も主宰し、商店街PRや観光イベントの企画・運営、メディア編集など幅広い領域で活動している。
年間を通してイベントが多く開かれる墨田区。イベントの増加により、「ただ開催するだけでは届きにくい」状況も生まれているという。同講座では、区内で多くのイベントに携わってきた多賀さんが、企画の成功に欠かせない工夫に加え、語られにくい「しくじり」や予期せぬ落とし穴も交えながら実践的なノウハウを紹介する。
内容は、企画づくりの基本ステップ、仲間の集め方、行政や地域との調整、会場選びのコツなど多岐にわたる。雨天時の対応や告知が伸びない時のテコ入れ方法、メディアに取り上げられるための視点づくりなど、すみだならではの事例を元にした具体的なポイントも解説。地域メディアとの関係づくりやSNSを活用した効果的な発信方法についても紹介するという。
イベントを自己実現の手段にとどめず、「なぜやるのか」「誰に届けるのか」「地域にどんな価値を残せるのか」といった視点にも焦点を当てる。「成功も失敗も次につながる財産と捉え、企画の背景や目的を深掘りしながら学ぶ内容になる」という。
開催時間は13時~15時30分。料金は3,000円。申し込みは専用フォームで受け付ける。