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両国国技館でわんぱく相撲全国大会 小学生力士152人が横綱目指して熱戦

土俵入りするわんぱく力士

土俵入りするわんぱく力士

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「第38回わんぱく相撲全国大会」が7月30日、両国国技館(墨田区横網1)で行われ、152人の小学生力士が横綱(優勝者)を目指して、熱戦を繰り広げた。主催は公益財団法人「東京青年会議所」。

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 わんぱく相撲は、全国200地区の予選大会から勝ち上がった小学4年生~6年生が参加する相撲大会。4月~6月に地区予選大会・ブロック大会が行われ、7月に全国大会が行われる。

 同大会は1977(昭和52)年に「第1回わんぱく相撲東京場所」として23区大会として行われたのが始まり。国技館が蔵前から両国に移転する際、「わんぱく相撲全国大会」を開催する方向付けがなされ、1985(昭和60)年8月4日に「第9回わんぱく相撲東京場所」と「わんぱく相撲全国大会・新国技館落成記念大会」を併催。翌年から「わんぱく相撲全国大会」として定着し、今回で38回となる。

 過去の大会参加者から多くの大相撲の十両・幕内力士が誕生しており、13回大会の5年生優勝者(横綱)は後の大関・豪栄道。

 当日は9時から開会式が行われ、モンゴル・ウクライナの招待力士を含む、北海道から沖縄までの小学生4年生~6年生152人が入場行進を行った。会場には選手の保護者らも多数来場し、 山本享墨田区長のあいさつや墨田区選抜チームの山野邊海斗さんによる選手宣誓の後、各学年の1回戦~4回戦が行われ、ベスト8進出者を決定。6年生の部ではウクライナのマカル・ユパトキンさんが4回戦に進出して、会場から大きな声援が送られた。

 午後には各学年のベスト8進出者24人による土俵入りの後、準々決勝、準決勝、決勝が行われた。4年生の決勝では、岐阜チームの大嶋将生(しょうい)さんが、小手投げで富士山チームの岩上毘優雅(ひゅうが)さんを破り優勝。5年生の決勝は、東京選抜チームの梅松琉牙(りゅうが)さんが寄り切りで、宮城県チームの横江寛翔(ひろと)さんを下し、6年生の決勝は、茨城県Aチームの清水泰我(たいが)さんが寄り倒しでGO沖縄チームの山城真優(まひろ)さんを下して優勝に輝いた。

 全取り組み後、優勝(横綱)、準優勝(大関)、ベスト4(関脇)、ベスト8(小結)の表彰式が行われて閉幕した。大会実行委員長で同会議所副理事長の山崎恵さんは「本年度はコロナ後ということもあり、相撲部屋の宿泊も再開した。大会を通してわんぱく力士の皆さんに、相撲や日本の伝統文化に興味を持ち、日本のリーダーとして育っていく人材になることを期待する」と話す。

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