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関東大震災から100年 東京都慰霊堂で「首都防災ウィーク」開会式

学生ボランティアが中心となって制作された「鎮魂と希望の竹灯り」

学生ボランティアが中心となって制作された「鎮魂と希望の竹灯り」

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 墨田区横網町公園(墨田区横網2)にある東京都慰霊堂で8月20日、「第11回首都防災ウィーク」の開会式が行われ、多くの参列者が訪れた。2023年は関東大震災(1923年9月1日)から100年の節目となることから、被災者の慰霊のために「鎮魂と希望の竹灯(あか)り」の点灯式も同時に行われた。

東京都慰霊堂で行われた「第11回首都防災ウィーク」の開会式

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 会場では特別記念展「東京名所の地震火災-『震災石版画』二十五景」も併催し、関東大震災の被害を克明に描いた作品を展示した。

18時になると、首都防災ウィーク実行委員会代表で東京都立大学名誉教授・中村一樹さんのあいさつがあり、続いて小池百合子東京都知事(代読)、山本亨墨田区長が順にあいさつ。その後、式典に寄贈された「鎮魂と希望の竹明かり」の制作を担った学生・社会人ボランティア約170人に対して感謝状の贈呈があり、慰霊堂外に出て点灯式に。慰霊堂入り口から階段下の沿道までぼんぼり型竹明かり412個を並べ、カウントダウン後のテープカットに合わせて大型の竹明かり157本が点灯し、夜の横網町公園を彩った。

 最後の記念コンサートでは、全盲のシンガー・ソングライター大石亜矢子さん、全盲のバイオリニスト白石崇陽さんらが「Amazing Grace」「故郷」を演奏し、参列者全員の合唱で式は幕を下ろした。

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