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墨田・京島に製麺所兼うどん店「1000REN」 すし店跡再生、地域活性の契機に

麺・スープ・トッピング・かやくをカスタムした黒胡麻ひじきうどん

麺・スープ・トッピング・かやくをカスタムした黒胡麻ひじきうどん

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 製麺所兼うどん店「1000REN(センレン)」(墨田区京島3)が7月21日、墨田・京島にプレオープンした。期間で4種類の野菜パウダー入りカスタムうどんを提供している。

「1000REN」の新しい暖簾とスタッフの桜井さん

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 キラキラ橘商店街一角にあるすし店跡をリノベーションした同店。経営する建築事務所「バスカチーフ」(京島3)社長の飯田拓哉さんや京島で数年前から実施してきた空き地イベント「不死鳥喫茶」のメンバーを中心に、同プロジェクトを温めてきた。

 飯田さんは「墨田区京島は戦時中に空襲の中で焼けることなく残ったまれな場所。街と商店街の魅力に引かれて新潟からこの地に住み、建築事務所を営んでいるが、閉業する店も多い。10年前に閉店したそば店から製麺機を2年前に譲り受けた。同じく閉業したすし店跡で、うどん店と製麺所を地域のみんなでつくることで街を元気にできれば」と話す。

 店名と店で製麺する麺製品のブランド名は「1000REN」。「1000回練る」という意味を込め、フードロスを解消するための規格外野菜を乾燥させた野菜パウダーを練りこむことをはじめ、来店客がカスタムうどんを練り込むことができる意味も込めている。

 飯田さんは「正式なオープンは10月14日の予定。試行錯誤しているカスタムうどんのおいしさを味わってほしい。京島地域の皆さんをはじめ、一人でも多くの方に、この街でうどんを通した楽しい出会いを提供できれば」と意気込みを見せる。

 プレオープン期間の営業時間は12時~15時。

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