インフルエンサーのヴァンビさんが、SNSでバズる方法やノウハウを高校生に教える「バズ学」の特別講義が7月21日、iU情報経営イノベーション専門職大学(墨田区文花1)で行われた。
「バズ学」の特別講義「HERO’ZZ UNIVERSITY. オープンキャンパス」
同大は、「変化を楽しみ、自ら学び、革新を創造する」を教育理念に掲げ、イノベーション人材を育成する教育機関として、2020年4月に開学した私立の専門職大学。産業界と連携した「学びのプラットホーム」を提供している。
今回のオープンキャンパス特別講義では、海外向けショート動画で1720万フォロワーを獲得し、そのノウハウを『バズ学』と位置付け、「HERO’ZZ UNIVERSITY.」を作ったヴァンビさんが講師として登壇。自身の経験を交え、SNSを活用するノウハウや「バズる」方法を事前に参加募集した高校生に向けてレクチャーした。
ファンや「HERO’ZZ UNIVERSITY.」以外で講義するのは初めてだというヴァンビさん。講義ではSNSの重要性や高校生がSNSを使うメリットについて触れ、メリットについては「これから就職や仕事で、自分の目標や夢をかなえる手段として大きな武器になる」と説明。「バズ」については「SNS上で急速に情報が拡散される現象。短期間で大量の影響を与えることができるので、ブランド認知や商品販売につながるので重要」とヴァンビさん。
自身がユーチューブを始めたきっかけについては、「元々ビジュアル系バンドをやっていた。その活動の中で、『才能ある大人が認めた才能ある人しか夢を持ってはいけない』ということを感じバンドを解散した頃、ユーチューブがはやり始めた。『誰かに才能を認められなくても、直接お客さまに評価してもらえる時代が来た』と思い、ユーチューブを始めた」と解説。
その後フォロワーが増えてバズった流れは「最初の1年、毎日投稿したがはフォロワーは1万人しかいなかった。2年目にアニメの料理を再現する『アニメ料理』専門チャンネルを作ったところ、一気に20万人まで増え、その後はメーク男子で50万人まで増えたところで、ゆんちゃんと出会った。当時、カップルチャンネルはあったが、男女の友情や付き合うみたいなチャンネルはなく、そこに需要があるんじゃないかと考え、『ヴァンゆんチャンネル』を作ったところで一気に200万人になった。コンビ解散後に海外向けにショート動画も同様で、『バズる』には需要をつかんだ番組作りが重要」と話す。
「バズの要素は、有益な情報を発信する『情報型』と感情的共感を呼ぶ『共感型』しかない。自分がどちらの番組を作りたいのかを見定めていくことも必要。こうすればバズるという経験則は、自分自身が積み重ねていくしかない」とも。
ヴァンビさんは「目標や夢は口に出した方がいい。口に出すことで周囲に伝わり、応援してくれる人も現れる」とも話した。