墨田生まれの江戸野菜を楽しむイベント「第3回 寺島なす祭り!」が7月21日、隅田公園(墨田区向島1)で行われた。主催はNPO法人「寺島・玉ノ井まちづくり協議会(てらたま協議会)」。
当日は、青果リレーエキシビションで開幕。寺島なすをトーチでつなぐ同リレーは例年、隅田公園とたもんじ交流農園(墨田5)を往復するコースで行われてきたが、猛暑が続くため、今年は園内をつなぐエキシビションとして行った。
「寺島なす」を使ったメニューを食べ比べして優勝を争う「N1(なす1)グランプリ」では、「かめパンカフェ・すみだ食育goodネット・北海道芽室町」の連合チームの「寺島なすのピザ」がグランプリを獲得した。
午後は、「ちっちの紙芝居」や岩脇夕貴さんのソプラノ独唱のほか、和太鼓チーム演舞などが会場の雰囲気を盛り上げた。
終盤には、歌う下町牧師・石川良男さんの「負けないで」ウククレ演奏が流れる中、同協議会・副理事長の末林和之さんら青果リレーチームが再登場。会場の参加者100人をつなぐリレーを行った後、「寺島茄子乃助音頭」の盆踊りを踊り、イベントのフィナーレを飾った。
末林さんは「暑すぎるくらいの晴天の下、大勢の方に来場いただけて良かった。青果リレーは暑さのため縮小したが、10月6日の『すみだまつり』ではリレーを行う予定。老若男女や商店街、現在・過去・未来をつなぐ『ひと つながる 墨田区』を象徴する企画として、続けていければ」と意気込む。