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東向島で「インタビューの達人ワークショップ」 市民記者育成へ初級講座

2人1組に分かれてお互いをインタビューする参加者

2人1組に分かれてお互いをインタビューする参加者

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 市民記者育成を目的とした実践講座「インタビューの達人ワークショップ(初級編)」が9月22日、すみだ生涯学習センター(墨田区東向島2)で行われた。主催は「墨田区まち活カイギ・みんなで作る すみだポータルサイトプロジェクト」。

インタビューの達人ワークショップの様子

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 同プロジェクトは、講師を務める山口亮(まこと)さんが主催する「墨田区まち活カイギ」で誕生したプロジェクトの一つ。「市民目線で墨田の情報を発信する仕組みづくり」を目的とした「ポータルサイト運営」「市民記者育成」を掲げて活動している。

 初回の今回は、墨田区民や徳島からの出張者ら10人が参加した。当日はまず、2人1組に分かれて、「私と墨田区(地域)」をテーマにお互いをインタビューするワークショップでスタートした。

 講座の中で山口さんは「自分の話を聞いてもらう事を好きな人が多いが、人の話を聞ききだすことは、意外と難しい。インタビューの目的や企画のテーマ、撮影の有無などを対象者に伝えることで相手の準備や対応が変わってくる。インタビュー成功の秘訣は、情報収集を含めた念入りな事前準備」と話す。

 山口さんは「あらかじめシナリオを用意していても、その通りにならないことも多い。そのためには複数のシナリオを準備しておくことも必要。実践的な部分では、浅く浅く掘っていくことで、この人のここを掘ったらもっと面白いことが聞けそうだなということも見えてくる。そういうポイントを多く見つけておくと良い」と説く。

 講座ではインタビューのシナリオやテーマを考え、インタビューとお互いにフィードバックを繰り返し行い終了した。

 墨田区からの参加者は「時間も2時間半とたっぷりとあるワークショップだったので非常に満足。学んだスキルを活かして、墨田区の話題や歴史に関するインタビューを実践してみたい。市民記者の活動にも興味があるので、育成講座を今後も受講したい」と話す。

 山口さんは「市民記者育成講座は複数の講師が登壇するプログラム構成で考えている。インタビューのワークショップ以外では、『ニュース記事ライティング講座』『取材体験ワークショップ』『コミュニケーションのプロに学ぶアサーティブコミュニケーション講座』『オンラインや動画配信で役立つ話し方講座』などを予定している。日時は改めて発表する。興味がある人は、ぜひ参加していただければ」と呼びかける。

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