公園で映画を楽しむ野外シネマイベント「すみだパークシネマフェスティバル」が10月11日~13日の3日間、隅田公園(墨田区向島1)周辺で行われた。
同イベントは、2020年に初めて開催し、昨年に続いて今年で4回目。映画上映のほか、全国各地の食を販売する「墨の市」が手がけるマーケットやアーティストライブも同時開催した。
実行委員長の細田侑さんは「3日間とも秋らしい気候にも恵まれ、昨年の1万人を上回る2万人が来場。描いていた景色を見ることができて感無量。今年は、7月から9月まで毎月、『まちなか上映会』を開催して認知度を高めてきたことも、来場者や出店者も増えた要因だと思う」と振り返る。
11日の前夜祭では、「mid90s」を「LATTEST SPORTS」(東京ミズマチ)を上映。
12日は墨田公園そよ風ひろばで17時30分から、オープニング作品「パディントン」を上映。その後、「駆け抜けたら、海。」(19時10分~)、「シング・ストリート 未来へのうた」(19時30分~)を上映。13日は17時30分から、「リバー、流れないでよ」、19時からクロージング作品「PERFECT DAYS」を上映した。
墨田区が舞台となった「PERFECT DAYS」の上映前には、主演の役所広司さんが「この映画は墨田区のいろんなところが画面に出てくる。それもチェックしながらこの映画を楽しんでほしい」とビデオメッセージを寄せ雰囲気を盛り上げた。
細田さんは「素晴らしい雰囲気で開催できたのは、事前の準備から関わってくれた総勢60人のボランティアスタッフと実行委員メンバーのおかげ。出店者や来場者の皆さんにも感謝したい。来年は5周年なので、またこの景色を再現できるように頑張りたい」と話す。