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菊川にコワーキングスペース 「映画と仕事と地域コミュニティー」テーマに

菊川のコワーキングスペース「ワークシネマパラダイス」

菊川のコワーキングスペース「ワークシネマパラダイス」

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 墨田区菊川のミニシアター「Stranger(ストレンジャー)」の2階に新たなコワーキング&イベントスペース「ワークシネマパラダイス」(墨田区菊川3)がオープンして1カ月が過ぎた。

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 2月上旬にプレオープンし、3月から本格稼働した同スペース。映画と仕事を身近につなぐ空間として注目を集めている。運営するのは、隅田公園などで野外映画祭「すみだパークシネマ」を手がけてきたUcycle(ユーサイクル)。

 同スペースの空間のテーマは「映画×仕事×地域コミュニティー」をシームレスに体感できること。1階のミニシアターとの連携イベントや展示など、映画にまつわるさまざまな企画を展開している。

 3月10日の東京大空襲の日には、記録映画「ペーパーシティ 東京大空襲の記憶」の上映後にトークイベントを開催。同社の細田侑社長が司会を務め、2階では東京大空襲後の下町を写した写真展も同時開催した。

 細田さんは「仕事の合間に映画を観たり、映画からインスピレーションを得て仕事に戻ったりと、自由な使い方ができるのも特徴」と話す。

 毎月1日の「映画の日」では「Stranger Drinks Day」として、映画について語り合う交流イベントを実施するほか、不定期で週末の朝に「CCCC(Cleanup Cinema Coffee Club)」も開き、近隣の清掃活動後にコーヒーを片手に映画を語り合う場も提供する。そのほか、子育て中の保護者にも映画を楽しんでもらおうと、2階スペースで子どもを預かる「キッズケアシネマ」もお試し開催中。小規模ながら、地域に根差したクリエイティブな試みを企画していくという。

 細田さんは「『近所にあったらいいな』が詰まった空間にしたかった。映画を観て、語って、働ける。そんな場として、これからも地域とつながっていきたい」と話す。

 3月末に終了したクラウドファンディングでは目標の120万円を達成。「地域住民や映画ファンからの期待を感じる。励みになる」と細田さん。

 営業時間は24時間。不定休。利用形態は、1日単位で利用できる「ドロップイン」(7時~23時)と、月額制の会員利用(24時間)の2種類。

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