自分事で墨田区を良くしたい人たちが集まるイベント「墨田区まち活カイギ」が6月29日、すみだ生涯学習センター(墨田区東向島2)で開かれた。
「墨田区まち活カイギ」は、5月で最終回を迎えた「墨田区100人カイギ」の後継イベント。100人会議発起人の山口亮(まこと)さんが、「自分たちの手で、自分たちの街・墨田を良くしよう」と呼びかけ、12人が参加して1回目を開いた。
当日はまず、「墨田区で足りないもの(あったら良いもの)」をテーマに、2チームに分かれてワークショップ形式で語り合い、「南北交通網」「アイデンティティ」「自然・農園」「公園・遊び場」「つながり・ふれあう場」「災害対策」など、チームごとに「足りないもの」を紹介した。
続いて、自分が実現したいプロジェクトを考える時間を設け、「住民目線で情報発信するポータルサイト」「庭でできるマイクロ農園」「すみだバーチャル植物園」「インクルーシブスポーツ」「難病について考える会」「地域で新しい関係を作るまちとも」などのプロジェクトが発表された。
参加した女性は「私自身はオープンダイアローグに関心があり、墨田区で場を開きたいと漠然と思って参加してみた。悩みとか苦しみが対話で和らぐこともあるが、未来を語るのもいいと感じた。プロジェクトを一緒に作っていく過程も楽しみ」と期待を寄せる。
山口さんは「100人カイギでつながった方々から『100人カイギロス。墨田区について仲間と一緒に考える場を設けてほしい』というリクエストがあった。参加者と一緒に地域を良くするプロジェクトを立ち上げ、共創できる場にしたい。定期的に開いていくので、気軽に参加していただければ」と呼びかける。