墨田区を拠点とするプロeスポーツチーム「INSOMNIA」（墨田区文花1）が3月29日・30日、都内で開催される「PUACL2025 FINALS（ポケモンユナイト・アジアチャンピオンズリーグ決勝大会）」に出場する。

プロeスポーツチーム「INSOMNIA」

　INSOMNIAは墨田区内に本拠地を置くプロeスポーツチームで、iU情報経営イノベーション専門職大学（iU）と連携し、地域密着型のeスポーツ文化創出を目指している。オフラインでのファンベースを重視し、地域の活性化やeスポーツ教育にも力を入れている。

　同チームを運営するのはINS。同社の本橋壮太社長は「eスポーツを通じて、ファンが熱狂し、未来を築く新たな文化と伝統の場所を創るというミッションを掲げ、地域に根ざした活動を展開している」と話す。

　選手たちは、日々の練習をiU内の「iUeSports Room」で行っており、高校生や地域住民との交流イベントも開いている。今後は、地域全体をeスポーツの「聖地」とすることを目指し、イベント開催や教育機関との連携を強化する予定だという。

　出場する「PUACL2025 FINALS」は、ポケモンユナイトのアジア王者を決めるオフライン大会。日本、中国、韓国、東南アジアのトップチームが集い、2日間にわたって熱戦を繰り広げる。INSOMNIAは、日本国内プレーオフで上位4チームに入る快進撃を見せ、見事アジア大会への切符を手にした。

　本橋さんは「今後、墨田区を拠点に地域密着型のeスポーツイベントを展開し、オフラインのファンコミュニティーを拡大したい。iUとの連携を深めることで、eスポーツに関わる人材育成にも注力していく。大会は動画配信もあるので地元チームの活躍を応援していただければ」と呼びかける。