
住み開き拠点「よりみち自由室」(墨田区押上2)が4月1日、フリースクール「よりみちスコーレ」を開設した。小学5年から中学生を対象に、学校とは異なる学びの場を提供する。
よりみち自由室は2022年に活動を開始。民家を開放し、地域の人が集うコミュニティースペースとして運営してきた。社会福祉士として不登校支援に取り組む森下友紀さんと、「墨田区100人カイギ」「墨田区まち活カイギ」などを主宰する山口亮(まこと)さんが共同で、同拠点を活用したフリースクールを立ち上げた。
不登校の児童・生徒数は11年連続で増加。2023年度には全国で34万6482人、小中学生の約3.7%に相当する。文部科学省はフリースクールとの連携強化を求め、東京都も昨年度から1人当たり最大2万円の助成制度を開始した。
墨田区では昨年開設された「すみだ保健子育て総合センター」内で、支援教室「サポート学級」「ステップ学級」などを運営しているが、2023年度時点で不登校の子どもは500人を超えており、民間の受け皿の不足が課題となっている。
今年度は「よりみちスコーレ」のほかにも複数の団体がフリースクールの立ち上げを計画。教育ニーズの多様化に応じた新たな居場所の整備が進むことで、学校とフリースクールの併用や個別学習型のスタイルも広がりつつあるという。
山口さんは「教育格差の影響は卒業後により大きくなる。子ども一人一人が自分に合った学び方を見つけて主体的に学び、自立して生きる力を育んでほしい」と話す。
開催時間は火曜・金曜10時~16時。定員は10人。