錦糸町駅の南側、首都高速7号線高架下の竪川親水公園(墨田区江東橋2)特設会場で8月29日・30日、「すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り」が開かれ、例年以上のにぎわいを見せた。
同大会は1982(昭和57)年7月、場外馬券売り場のあるダービー通りのパチンコ店2階「銀星劇場」で行われた催しに端を発し、1986(昭和61)年から錦糸町商店街振興組合が主催。90年代に東京の夏を締めくくるイベントとして定着し、今年で31回目を迎える、関東では最大規模を誇る「河内音頭」盆踊り大会。例年、2日間で3万人以上の人出があるが、「今年は5月に初めて錦糸町を飛び出し、東京スカイツリー開業の祝賀パレードに参加して、浅草通りで『錦糸町の河内音頭』をアピールすることができたので、参加者の数はかなり増えたと予想される」と同振興組合の山田昇理事長。
演奏は二会派対抗形式で行われる。今年のステージでは、家族構成を基本とした会派である「光博とそのファミリー社中」と、永田充康さんと河洲虎丸さんが率いる「河内音頭若手大会選抜」が前半・後半で激突した。
会場中央には「巨大な踊りの輪」と、ステージ足元にはじっくり音頭を聴くための「ライブ観賞スペース」が設けられ、どちらも大勢で混雑した。
29日には「衣装」、30日には「踊り」のコンテストも実施。浴衣限定の「丸井錦糸町店ゆかた大賞」も両日行われ、盛り上がりを見せた。