日本相撲協会(墨田区横網1)は、両国国技館で行われる「9月場所」(9月9日~23日)開始前日の9月8日に、「土俵祭」と「相撲塾」を開く。
「土俵祭」は新しく作った土俵の地鎮祭の儀式で、立行司または三役行司が祭主となって祝詞を奉上し、供物をささげて場所中の安全と興行の成功、国家の安泰や五穀豊穣(ほうじょう)を祈念するもの。土俵の中央に穴を開け、塩、昆布、するめ、勝栗、洗米、かやの実、かち栗の6品から成る「鎮めもの」を埋め、神酒をかけて15日間の無事を祈る。放駒理事長、審判部の親方衆、三役以上の力士、全行司、溜会幹部などが出席して行われる。見学無料(先着順に入場)、10時から。
「相撲塾」はこれまで東京場所前に開催し親しまれていた「相撲寺子屋」に代わり、バラエティーに富んだ内容に刷新して開くもの。今回は「大相撲あれこれ」をテーマに、元・大碇関、元・岩木山関、元・普天王関の3人の講師が登場予定。会場は国技館内の相撲教習所。入場無料(定員100人)、11時から1時間程度。