東武鉄道と東武タワースカイツリーは2月9日、「東京スカイツリータウン」各施設の名称や、スカイツリー展望台などでの展示演出の内容について発表した。
高さ350メートルの第1展望台は「東京スカイツリー天望デッキ」と名付けられた3層構造で成る。オフィシャルグッズなどを販売する「THE SKYTREE SHOP」や、オリジナルスイーツやドリンクメニューをそろえた「SKYTREE CAFE」、新日本料理を提供する「Sky Restaurant 634(MUSASHI)」が入る。デッキの最上フロアには大型モニター「東京時空ナビ」を東西南北に4基設置し眺望をガイド。江戸時代後期の絵師が描いた「江戸一目図屏風(えどひとめずびょうぶ)」も置く。最も下のフロアにはそのまま上に乗って真下を眺めることのできる「ガラス床」を備える。
450メートルに位置する第2展望台の名称は「東京スカイツリー天望回廊」。タワーをぐるりと取り囲む全面ガラス張りの回廊が2つのフロアをつなぐユニークな構造で、観光客はその空中廊下を歩いて登り、最高到達地点にたどり着く仕掛け。最高到達地点「ソラカラポイント」では床面のLEDとガラスの壁による空間演出で、浮遊感や大空の広がりを体感できる。
地上と天望デッキを結ぶ4基のエレベーター「天望シャトル」には、それぞれ別のテーマでアートパネルを設置し、エレベーターの動きに合わせて照明を演出。天望デッキと天望回廊を結ぶ2基のエレベーターはシースルー仕様となっている。
雨天時には天望デッキの「パノラマスクリーン」に本来見えるはずの眺望を映し出すほか、展望台を覆う雲によって視界不良になった場合に備えて、外部照明による特別演出「雲のライトアップ」も予定しているという。
「東京スカイツリータウン」の施設名称も、街区を「タワーヤード」「ウエストヤード」「イーストヤード」とし、スカイツリー入口フロアにある交流広場を「スカイアリーナ」、スカイツリーがそびえる空を見上げながら上がる坂道を「ソラミ坂」と呼ぶことが決まった。