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「すみだまちゼミ」今年も開催 参加者向けの説明会で講座作り方解説

すみだまちゼミ実行委員会メンバー

すみだまちゼミ実行委員会メンバー

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 第4回目を迎える「すみだまちゼミ」が今年も、10月12日~11月10日に開催される。これに先立ち、参加者向け説明会が6月25日、すみだリバーサイドホール(墨田区吾妻橋1)ミニシアターで行われた。主催は墨田区商店街連合会。

すみだまちゼミ説明会の様子

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 「まちゼミ」は、各個店内で行う講座を通じて店や店主の魅力を知ってもらいファンになってもらうことを目的としたゼミ形式のイベント。墨田区では2021年11月の66講座皮切りに毎年開催し、今回が4回目。説明会はまちゼミ開催前に毎回行い、初めての参加申込者は説明会の参加が必須となる。

 説明会では、まちゼミ考案者で岡崎まちゼミの会代表の松井洋一郎さんと「すみだまちゼミ」アドバイザーの鵜頭誠さんが講師として登壇した。

 松井さんは「まちゼミは、お客さまに満足・感動してもらい、店と商店街のファンになってもらう『三方よし』の取り組み」と説明。講座の作り方については、「講座内での販売行為は禁止」「キャッチコピーは17文字以内が効果的」などの基本的な説明に続いて、「目的に応じた講座を組む。目的ごとに講座内容やペルソナを設定することが重要」とポイントを解説した。

 他地域の事例では、奄美大島の洋菓子店のターゲット選定や集客、テーマの切り口について紹介したほか、鹿児島の総菜店とレトルト加工会社が得意分野でコラボした結果、「我(わ)が家のカレーをレトルトに」という講座開発につながったケースなどを紹介した。

 鵜頭さんは、酒販店がまちゼミ終了後、ステップアップゼミとして日本酒試飲会を開催した事例を取り上げ、「まちゼミから7人が試飲会に参加。最終的には試飲会参加者44人中29人が商品購入につながった。まちゼミは講座の集客だけではなく、講座が終わった後のゴール設定が重要」と話す。

 その後、参加者同士で参加目的やゴール設定を話し合うワークショップが行われ閉会した。

鵜頭さんは「今年のすみだまちゼミは『つながる』がテーマ。地域の仲間店主同士がつながり連携し合うことで、どこにもない墨田独自の魅力的なまちゼミの形ができる。まちゼミをきっかけに、お客さまとの一歩進んだ関係構築につながれば」と期待を寄せる。

 参加申し込みは7月20日まで。

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