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すみだ北斎美術館が7周年イベント 講談やフェリシモとコラボグッズも

フェリシモとすみだ北斎美術館のコラボグッズ

フェリシモとすみだ北斎美術館のコラボグッズ

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 今年11月で開館7周年を迎えたすみだ北斎美術館(墨田区亀沢2)が現在、記念イベントやコラボグッズの販売を行っている。

フェリシモとすみだ北斎美術館のコラボグッズ

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 記念イベントとして墨田区出身の講談師・宝井琴梅(きんばい)さんの講談「宝井琴梅、講談で楽しむ北斎百話」をシリーズで開催。自らを「画狂人」と称した葛飾北斎の珍しいエピソードを、さまざまな角度から照らし出す。

 副館長の和田幸恵さんは「今年は6月末に来場100万人を突破するなど、当館にとって記念すべき一年になった。7周年を無事迎えられてうれしい。北斎は数え年90歳まで長生きしたのでエピソードが多い。語り尽くせないほどの北斎の偉業や物語を、特に地元の方々に知ってほしいと企画した。不定期ながら年間を通して開催するので、ぜひご覧いただければ」と話す。

 7周年記念では、通販会社フェリシモの『ミュージアム部』とコラボした記念グッズ4種も企画した.。北斎の描いた小紋柄の靴下(1,780円)や、「北斎漫画」の世界を切り取ったステッカー(880円)、バラを描いた櫛の図案を表したバレッタ(3,300円)、「北斎漫画 草筆之部」に登場するフクロウを生き生きと再現した立体ポーチ(3,080円)を販売している。

 コラボの経緯について、フェリシモ・生活雑貨事業部・ミュージアム部グループの内村彰さんは「すみだ北斎美術館から『グッズを取り扱いたい』と声がけいただいたのがきっかけ。企画展の切り口のユニークさに興味が湧き、『ミュージアム部として何かご一緒したい』と美術館を訪問。その際、数々の北斎の作品に触れ、浮世絵の魅力を伝えるグッズを作りたいと願い出たことでコラボプロジェクトが始まった」と振り返る。

 内村さんは「コンセプトは、みんなのイメージの枠を超えた、まだ知られざる北斎の魅力を伝えること。北斎の作品を幅広く網羅している美術館だからこそ、あえて有名でない作品をモチーフに選んだ。江戸時代、北斎は現代で言うマルチクリエーターだった。今回のコラボグッズは、それらを令和の暮らしにマッチさせ、北斎の作品を身近に楽しめるアイテムに仕上げたので、ぜひ手に取っていただければ」と呼びかける。

 講談は1月21日13時~15時30分。チケットは、前売り=3,000円、当日=3,500円。

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