八広の町名誕生60周年を記念した「八広八八祭り」が8月8日、八広地域プラザ吾嬬の里(墨田区八広4)を中心に開かれた。夜には約1500人が参加する提灯(ちょうちん)行列が行われ、八広の街を明かりで彩った。
同祭は、1965(昭和40)年の住居表示実施により誕生した「八広」が60周年を迎えたことを記念して企画。「八広」の「八」にちなみ、令和8年8月8日と「8」が3つ並ぶ日に開催した。
吾嬬の里では昼から、地域の町会をはじめ、ホンダ地所や浜野製作所など地域企業・団体がブースを出展。飲食物の販売などを行い、家族連れをはじめ多くの地域住民が訪れた。会場には紅白の提灯が張り巡らされ、60周年を祝う祭りの雰囲気に包まれた。
館内では、タコを「多幸」に掛けた参加型アートも展開。来場者がメッセージを書いた赤い丸形の紙を貼り付け、大きなタコの絵を完成させた。当日は会場内にワークショップルームも設けられ、提灯の絵付けを楽しむ参加者の姿が見られたほか、古今亭圓菊さんの寄席や八広を舞台にした映画「下町の太陽」の上映会も行われた。
夜には三輪里稲荷神社を起点に提灯行列を実施。参加者は、自ら絵付けした提灯を手に八広の街を歩いた。町会名を記した提灯を先頭に、子どもから大人までが列をつくり、当初予定していた888人を大きく上回る約1500人が参加した。
八広中央通りでは明治通りから八広四丁目交番付近までを通行止めにし、歩行者天国を実施。提灯を手にした参加者の列が通りを進み、吾嬬の里にも夜まで多くの人が集まった。会場では、令和8年8月8日8時8分8秒を祝うカウントダウンが行われ、同時刻には約1500人が一斉に万歳三唱を行った。
同日昼には同会場内で記念祝賀会も開かれ、行政関係者や墨田区内の企業、地域住民、関係者ら186人が出席。小池百合子東京都知事、山本亨墨田区長、坂井ユカコ墨田区議会議長、泉幸延実行委員長らが60周年を祝った。
発起人で副実行委員長の本多信悟さんは「頭の中の妄想で始まった企画が、こんな大きな地域イベントとして実現して感無量。参加していただいた地域住民の方はもちろん、関わっていただいた全ての人に感謝したい。来年以降も八広の絆をつなぐイベントとして継続して開催できれば」と話す。