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墨田・八広で「足水イベント」 児童が企画、前回の反省踏まえ再チャレンジ

「みんなのハッピースマイル」のメンバー

「みんなのハッピースマイル」のメンバー

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 墨田区立第二寺島小学校(墨田区東向島4)の児童が企画した「みんなのハッピースマイル・足水イベント」が9月8日、「八広地域プラザ 吾嬬の里」(八広4)で行われた。

「みんなのハッピースマイル・足水イベント」の様子

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 同小4年の皆川舞莉奈さん、山本つかささん、東(あずま)紗梛さん、亀山美玲さん、緒方なみさんの5人が企画した同イベント。

 背景について、保護者の皆川未来さんは「昨年度、『すみだ下町こどもチャレンジ』という地域学習プログラムで5人が『足湯イベント』を企画したが、予約制にしなかったことから、同じ時間に人が殺到するなど反省点が多かった。子どもたちが反省点を生かし、『もう一度、別企画でチャレンジしたい』と、今回は『足水イベント』を企画した。開催に向けて5人は20回以上ミーティングを重ね、準備を全て自分たちでやり切った。大人は相談に乗るかアドバイスだけにした」と振り返る。

 準備段階で5人はまず、「疲れが取れる場所」「大人も子どもも楽しめる場所」「みんなが笑顔になれる場所」のコンセプトを決定。運営面では、「予約制」「1回当たりの時間は45分」「参加人数は7人」「開催回数は5回」「整理券を兼ねたリストバンド」など、反省点を生かした内容を取り入れ、「足水コーナー」「お菓子コーナー」「射的コーナー」「折り紙・塗り絵コーナー」「飲食スペース」などのコーナーと担当も決定。集客では手作りのチラシを作成して学校などで配布し、参加を呼びかけた。

 当日5回の予約枠(計35人)は全て埋まり、親子の参加者は足水や折り紙・塗り絵などを楽しんだ。

 各コーナーのサポート役を担った山本さんは「予約を取り入れたことで、お客さんの流れがスムーズで余裕ができた」、受付担当の東さんは「受付で最初は案内方法が難しかったが、途中から伝えることを絞るコツが分かった」と振り返る。射的・折り紙コーナー担当の亀山さんは「スタンプラリーのスタンプを押すのが大変だったが、的当てコーナーで玉拾いをするのは楽しかった」、飲食スペースや足水コーナーを担った緒方さんは「お客さんの質問に答えたり、接客したりするのが楽しかった」と話す。ジュース・お菓子コーナーを担当した皆川さんは「最初は一気にお客さんが来たが、サポート役の山本さんと協力して対応することで余裕もできて楽しく対応できた」と振り返る。

 保護者の皆川さんは「振り返り会でも皆が達成感を感じ、前回と比べて満足度たっぷりで、今回の企画を終える事ができた。反省を生かして自分たちだけでやり切った事は、子どもたちにとっていい経験になったはず。また機会があれば、新しい企画にチャレンジしてほしい」と期待を込める。

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