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牛嶋神社で5年に一度の大祭 牛車とみこしが墨田区内巡幸も

スカイツリーをバックに巡幸する牛嶋神社大祭の行列

スカイツリーをバックに巡幸する牛嶋神社大祭の行列

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 牛嶋神社(墨田区向島1)で9月15日~17日の3日間、5年に一度の大祭(本祭り)「御鎮座1165年大祭」が行われた。

両国・横網町を巡幸する牛車

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 牛嶋神社は本所の総鎮守で東京スカイツリーの氏神としても知られる。境内には全国的に珍しい三輪鳥居(三つ鳥居)のほか、自分の悪い部分と牛の同じ部分をなでると病が治るという「撫牛」や「狛牛」が配置されている。

 牛嶋神社の例祭の歴史は古く、貞観(859年~877年)年代に行われたのが起源。現在は毎年9月、敬老の日に近い土曜・日曜に行われている。

 5年に一度の大祭となった今年は15日・16日の2日間、牛が曳く鳳輦(ほうれん)と手古舞、稚児などの行列が氏子エリアを巡幸する神幸祭が行われた。神幸祭初日は9時に牛嶋神社を出発、午前は向島・小梅・中之郷・吾妻橋を、午後は東駒形・本所・石原を巡幸した。向島周辺ではスカイツリーをバックに牛車の写真を撮影する観光客の姿が見られた。神幸祭2日目は、若宮を9時に出発、横網・両国から亀沢・錦糸町を経て業平を巡幸、「東京スカイツリーソラマチひろば」で「世界平和祈願祭」が行われた。

 最終日の17日には墨田区内の氏子各町約50基の大みこしが3組51番に分かれて牛嶋神社へ向かって渡御する「連合神輿(みこし)宮入」が行われた。同神社では9時30分の先駆けを皮切りに、10時から18時まで続々とみこしが宮入し、盛り上がりは最高潮となり、大祭は終了した。

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