江戸東京博物館(墨田区横網1)が7月28日、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)を活用したスマートフォン向け鑑賞アプリ「ハイパー江戸博 XRミュージアム」の提供を始めた。常設展示室の展示をより深く楽しめるほか、展示と関連する館外スポットでも新たな鑑賞体験を提供する。
(VR)江戸時代の日本橋 。スマートフォンに表示されるイメージ
同アプリは、館内に設置したマーカーにスマートフォンをかざすことで、展示物に合わせたARやVRコンテンツを表示する。江戸時代の日本橋をVRで歩いたり、弥次喜多が現れるARを楽しんだりするなど、展示物とデジタルコンテンツを重ね合わせながら歴史や文化を学ぶことができる。
展示ポイントでは、それぞれの展示物の解説を収録した「江戸博カード」を取得できる。展示室内30カ所に加え、両国・銀座・日本橋・浅草の館外8カ所でもアプリを利用でき、現在の街並みにスマートフォンをかざすと、江戸や明治時代の風景が重ねて表示される。館内と館外の計38カ所を巡りながらカードを集め、条件を満たすと隠しカードも入手できる。
「ハイパー江戸博」は、江戸東京の暮らしや文化、歴史を楽しく学べるスマートフォン向けアプリシリーズとして2022年にスタートした。「江戸両国編」「明治銀座編」「日本橋繁昌記 江戸のお金編」「大正ロマン浅草編」を配信しており、シリーズ累計ダウンロード数は約35万件に上る。
今回公開した「XRミュージアム」は、東京都と東京都歴史文化財団が進める「TOKYOスマート・カルチャー・プロジェクト」の一環。江戸東京博物館は約4年間の休館を経て今年3月31日にリニューアルオープンしており、デジタル技術を活用した新たな展示鑑賞の試みとして展開する。
開館時間は9時30分~17時30分(土曜は19時30分まで)。8月7日・14日・21日・28日は21時まで開館時間を延長する。入館料は、一般=1,300円、大学生・専門学校生=1,040円、中学・高校生・65歳以上=650円、小学生以下無料。