フリースクール「よりみちスコーレ」(墨田区押上2)が7月21日、「夏休みこども無料居場所スペース」をオープンした。事前登録を行えば、朝から夕方まで利用できる。
初日となった7月21日は、フリースクールのこどもたちを中心に小学生4人、中学生1人、見守りの大人2人が参加。デジタルゲーム「ロブロックス」を楽しんだり、猫と遊んだりしながら思い思いの時間を過ごした。
施設には500種類を超えるボードゲームのほか、Nintendo Switchなどのゲーム機、ノートパソコン、タブレットを備える。Wi-Fiも開放しており、自分の端末を持ち込んでゲームや宿題に取り組むこともできる。
よりみちスコーレは、家主2人が暮らす自宅を地域に開放する「よりみち自由室」を会場に、不登校の小中学生を対象とした居場所として2025年4月に活動を始めた。当初は小学5年生以上を対象としていたが、低学年の居場所を求める保護者の声を受け、1階を無料の居場所、2階をフリースクールとして運営する形に変更した。
墨田区内には不登校の子ども向けの居場所が複数あるものの、開設日が限られる施設も多く、保護者は曜日ごとに預け先を変えなければならないケースもあるという。
よりみちスコーレも当初は火曜・金曜のみの開設だったが、利用する子どもや保護者の負担を減らそうと、通常の学校と同じように平日は毎日利用できる体制づくりを進めた。6月からボランティアを募集したところ10人以上の応募があり、現在はほとんどの日で見守りスタッフを配置できるようになった。
夏休み期間中も休まず運営できるようボランティアの調整を進めている。普段から利用する保護者は「よりみち自由室はルールや条件がとても少ないので、集団行動に疲れているうちの子には居心地が良い。子どもは「よりみちに行く日は休みの日」と表現しており、他の場所のように緊張しない場所になっている」と話す。
運営する森下友紀さんは「夏休みは、普段は学校に通っている子どもの預け先に困る保護者も多いと聞いている。よりみちスコーレを選択肢の一つとしてもらい、少しでも親子の負担を減らしてほしい」と利用を呼びかける。
開室時間はボランティアの配置状況によって変わるため、最新情報はオンラインカレンダーで確認できる。