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墨田・向島が舞台の映画「こんにちは、母さん」公開 区が撮影協力

「こんにちは、母さん」をアピールする墨田区産業観光部観光課の根本さんと矢田さん

「こんにちは、母さん」をアピールする墨田区産業観光部観光課の根本さんと矢田さん

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 墨田区向島が舞台の映画「こんにちは、母さん」が9月1日、公開された。

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 同作品は山田洋次監督から「墨田区向島を舞台にした下町の映画を作りたい」と要望があり、墨田区の協力で撮影された作品。大手企業の人事部長として神経をすり減らし、家では妻や娘(永野芽郁さん)との関係に頭を悩ませる主人公・神崎昭夫(大泉洋さん)が、母・福江(吉永小百合さん)が暮らす実家に戻ったことがきっかけで、温かい下町人情と触れ合い、失っていた大切なものを取り戻すストーリー。

 撮影に携わった同区産業観光部観光課主査の根本淳史さんは「昨年夏ごろ、配給元の松竹から話が来た。すみだフィルムコミッションと連携しながら、ロケ地案内や撮影の許可申請や調整などをサポートした。向島はもちろん、言問橋(ことといばし)や隅田川テラスなど、墨田区の生活に密着した場所での撮影が多かった」と振り返る。

 同課主任の矢田菜都美さんは「私自身が墨田区出身。住民目線で映画を見た場合、川から見たスカイツリーや隅田川テラスなど、普段見ている景色がそのまま映画になったイメージ。隅田川の花火が上がるシーンで、『そういえば今日は花火大会の日だったわね』というせりふを吉永小百合さんが話すシーンがあるが、墨田の日常のやり取りが映画でも取り入れられているのが印象に残っている」と話す。

 同区は今回の撮影を機に、映画作品などに墨田区を取り上げてもらうための取り組みとして、映画の撮影場所を登録する「すみだロケーションボックス」を推進する。

 区内では「TOHOシネマズ錦糸町」(楽天地・オリナス)で上映中。

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