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すみだ水族館で「ペンギンの日」企画 ユートリヤで初の館外講演会

墨田

墨田

 「世界ペンギンの日」に合わせた講演会が4月25日・26日、すみだ水族館(墨田区押上1)と「ユートリヤ すみだ生涯学習センター」(東向島2)で開かれた。

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 同講演会は、同館が開催するイベント「The Penguin Passion Party!」の一環として行ったもの。アルゼンチンの海で生きるマゼランペンギンの生態や、同館での飼育・研究の取り組みについて紹介した。

 25日は、アルゼンチン国立科学技術研究評議会(CONICET)のフラビオ・キンタナ博士が登壇し、現地調査で得たデータや映像をもとに、採餌行動や海洋環境の変化がペンギンに与える影響などを解説した。

 26日は、ユートリヤで初めて館外講演会を開催。同館飼育スタッフの高嶋悠加里さんとフラビオ・キンタナ博士が登壇し、飼育現場での取り組みやアルゼンチンでの現地調査の経験をもとに講演を行った。当日は130人が来館して、熱心に講演に聴き入った。

 同イベントは昨年に続き2回目の開催。高嶋さんは、日本ではペンギンが親しまれている一方で、生息地や種類についての理解は十分とはいえないと感じており、「好きだからこそ、どこに住み、どんな暮らしをしているのかを知るきっかけになれば」と話す。今年は現地で見たペンギンの姿を伝えることに力を入れた。言葉やクイズを通して紹介することで、来場者が興味を持つ入口を増やす工夫を重ねたという。

 講演会は3日間に分けて開催。特定の日に来場できない人にも参加機会を広げる狙いがあり、館外での開催についても、水族館の外に出向くことで、より多くの人とペンギンについて考える場をつくる目的があった。

 継続開催の効果も見られた。昨年の参加者が再び来場するケースがあり、来場者の理解も変化しているという。「開館当初はペンギンの生態について十分に認識されていない場面も見られたが、現在は個体ごとの性格や群れの関係性に注目する声が増え、理解が深まっていると実感している」と高嶋さん。

 同館では現在、マゼランペンギン58羽を飼育し、そのうち29羽が同館生まれ。高嶋さんは、墨田区から特別住民票が贈呈されるなど地域に受け入れられている実感があるといい、「『ペンギンのいる街すみだ』に向けて地域との連携を続けていくことが重要。ペンギンが墨田の象徴や誇りになれば」と話す。

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